わだちま、父になる。② 〜子の無い人生を本気で考えた日〜

この記事は約 4 分で読めます。

こちらの記事は4部作となっております。今回は2部作目。前回の記事はこちら↓↓↓

わだちま、父になる。①〜不妊治療と海外旅行に明け暮れた6年間〜

妊活~出産体験記を男目線で書いていきます。不妊治療を始めて2年が経った頃、私は本気で考えたことがあります。それは『なぜ私は子供を欲しいと思っているのか』という疑問についてです。今回はこれを考えるきっかけとなった経緯と私の考えたその答えについてお話し致します。

子の無い人生が本当にやってくる?

ふと私が仕事から帰ると、妻が図書館から一冊の本を借りてきました。その本はエッセイスト酒井順子さんの『子の無い人生』という本でした。私は夫婦共々子の無い人生は考えていないと思っていましたから正直妻が考えていることに驚きました。「すごい本を借りてきたな」と話しかけると、「一応ね。この覚悟もしておかないと」と一言。妻は私よりも一歩先を見据え、進んでいました。

私は、今まで子供はそのうち授かれるだろうと思っていました。しかし、この一件で「子の無い人生は本当に自分にやってくるのかもしれない」という危機感が芽生えたのです。それと同時に「なんだかんだで自分は子供が欲しいと思っていたのだな」と確信もしました。そう、私は子供はそんなに好きでは無いと思っていながらも子供のいない人生は考えていなかった。この矛盾に、ようやくここで気づいたのです。妻のこの行動で、私も本気で『子供の有無』について考えてみることにしました。

本題「なぜ子供を作るのか」

『子供の有無』を考えるには、『私はなぜ子供が欲しいと思っているのか』という答えを出すことが必要でした。

子をお持ちの方や、これから作ろうと思っている皆さんはなぜ子供を作ろうと思いましたか?周囲のみんなが作っているから?少子化に貢献するため?親戚や親の期待に応えるため?私はこういった理由ではあまり腑に落ちませんでした。なぜなら産んで育てるのは自分達。無責任に周囲からの理由を押し付けられても、自分が納得しないと育てきれる訳がありません。と言うよりも、「育てたい!」というくらいの自発的な気持ちがないと育てきれる自信はありませんでした。

昨今、児童虐待などのニュースもよく見ますが、もしかしたら私も軽い理由で子供を作るという人生の選択をしてしまっていたとしたら、同じように行動を起こしてしまっているかもしれない。その可能性があるにも関わらず、心の中ではいつかは子供は欲しいと思っている。この矛盾を解決するため、本気でこの疑問の答えを探してみようと思ったのです。そして考え抜いた末、私は2つの答えに辿り着きました。

1.人生は楽しく素晴らしいもの。だから子供にもこの素晴らしさを伝え人生を楽しんでもらいたい。

2.そんな素晴らしい人生を繋いでくれた両家の先祖に感謝している。だから自分もその襷(たすき)を繋いでいく。

この2点は私の中での子育て基本方針にしようと思っています。

轍家の家族会議

私の子供を作りたい理由が解明したところで、私は轍家家族会議を決行します。

妻に今後の子作りについての方向性に考えはあるかどうかを問いました。すると、妻はどちらかと言えば既に子の無い人生を覚悟し、決意も固めている様子でした。私は子供を欲しいと思っていた訳ですから、この時点で妻とは逆方向を向いているということになります。

私もそこで実際に子供を作らない人生も本気で考えてみましたが、少し寂しい気持ちがある事を隠しきれませんでした。その理由は私の過去にあります。私は小さい頃に両親が離婚し、母子家庭で育ちましたから両親共に仲睦まじい幸せそうな家族に少しながら憧れていた気持ちがあったようです。

しかし、私は理解していました。いくら自分が子供が欲しいと思っていたとしても実際に産むのは妻であるという事を。身体的にも精神的にも女性の負担は男性とは比べものになりません。私が望んだとしても辛い思いをして産んでくれる訳ですから、妻が産まないと思うなら私はそれに同意するつもりでした。

妻には前項で決めた『私が子供を欲しい2つの理由』やこれらの思いを伝えました。すると「あなたがそう望むのであれば私ももう少し頑張ってみる」と言ってくれたのです。時間、身体、心を犠牲にしてまで私の気持ちを汲み、決断してくれた妻には今でも感謝してもしきれない思いでいっぱいです。そんな妻の覚悟を私もしっかりと受け止め、支えなければと身を引き締めた会議となりました。

実はこの時期、負担の大きさから不妊治療を半年ほど休憩していました。ですが結果的にはこの会議を経て轍家の妊活は再開し、今の天使のような子供に出会う事が出来た。それほどに、私たちにとってはこの答えを導き出す事は非常に重要な事であったと言えます。『皆さんも子の無い人生』を深く考え、『なぜ自分は子供が欲しいのか』を本気で考えてみてはいかがでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

子の無い人生 (角川文庫) [ 酒井 順子 ]

価格:561円(税込、送料無料) (2019/2/9時点)

続きの記事はコチラ↓↓↓

『妊娠発覚、女性のワークライフバランスの難しさ』
このエントリーをはてなブックマークに追加