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前回はiDeCoの商品選び、意識すべき5つのポイントのうち「分散投資」と「アクティブかパッシブか」についてお話しました。
前回の記事↓↓↓
iDeCo(イデコ)の商品(ファンド)選び、意識すべき5つのポイント!① 〜1.分散投資 2.アクティブかパッシブか〜
今回は意識すべきポイントの3つ目と4つ目「手数料」と「ファンドの成長性」についてお話致します。
手数料
手数料に関しては様々な考え方があります。近年良く言われているのは「日本のファンドの手数料は高すぎるから手数料の安い商品を選べ」です。銀行や証券会社から紹介されるものは基本的に手数料が高めのものが多いので控えましょう。初心者の方はネット証券で安いものを選んでおくことをオススメします。
例えば利率5%のリターンで手数料が2%のアクティブの商品があったとすると、その差を計算すると実質の利益が3%ということになります。では利率が4%で手数料が0.5%のパッシブ商品があったとするとどうでしょうか。その差は3.5%となりパッシブの勝利となりますです。リターンだけに惑わされないようにしましょう。
しかし、必ずしも手数料の高いものを選んではいけないわけではありません。これは私の持論ですが、手数料は支払うべきところには支払うべきなのです。なぜなら、ただの一般市民である私たちが世界に投資を出来ること自体が凄いことだからです。
ファンドマネージャーの方々が調査に行ったり、売買を行ったりと行動を起こしてくれているからこそ可能なわけで、払いたくないのなら自分でやれば?って話じゃないですか。それは無理な話ですから、手数料はそれ相応は支払う覚悟は必要かと思います。しっかりと調べ、支払ってもリターンが期待できると自分が思ったところなら自信を持って購入しましょう。
受け取り時期までの成長性
iDeCoは概ね60歳で受け取る方が多いと思います。iDeCoは投資です。せっかく投資をしているのですから、受け取る際にはそのメリットを享受したいですよね。ですから、その時までに右肩上がりになりそうなジャンルのファンドを選びたいところです。例えば受け取る際にマイナスとなってしまっていては「貯金の方が良かったやんけ!」と言うことになってしまいます。
過去にはバブル崩壊や近年ではリーマンショックなど20年に1度くらいは何かしらの大下落が襲ってきています。下図のように受け取りたい時に下がってしまっては元本割れしてしまいますよね。
成長性のあるファンドであれば同じく下がっていたとしても、結果的には右肩上がりになっています。下図のようなファンドを見つけられたら良いわけですね。
しかし、そうは言っても確実に右肩上がりになるファンドを選ぶ事は、プロでも至難の技。素人の私たちはどうすればいいのか。
ここからは確実性のない話ですが、私の見解です。参考程度にお読みください。
国内株は成長株一択!
私は日本株については長期投資にはあまり向いていないと思っています。というのも、日経平均株価の過去30年を見てみましょう。日本株はほとんど成長していません。
年齢の話をすると私の場合、現在32歳ですから60歳までは28年あります。今後28年間で日本株が右肩上がりになるかどうかを考えてみると「?」マークでいっぱいになります。
日本は、生産年齢人口の減少や少子高齢化が進み今後のマーケットは縮小していく流れにあります。また、日本株の約6割は海外企業や海外投資家が所有していると言われていますが、近年は日本企業の低迷からか海外投資家からも人気がなく、経営の心配もされているようです。
日本人は海外からは「おとなしい」「野心がない」「ハングリー精神に欠けている」などと見られています。また、内部留保金を溜め込んでる企業も多く、なぜそのお金を活用しないのか「?」マークが浮かび、経営者が下手なんだなと思われているそうです。現に大手の家電メーカーは次々と海外企業に買収されてしまいました。海外投資家達は「ほれ見ろ」とドヤ顔をしている事でしょう。
ですから日経平均株価やTOPIXなどパッシブのものも余り意味はないと思っています。もしも日本株で狙うとするならば、継続的な利益成長が見込まれる成長株のファンドでしょう。日本人ながら悲しい事ですが、こういった現実があります。サラリーマン、頑張りましょう!!(私もサラリーマンです、本業も頑張ります!)
世界経済全体への投資がマスト!
では、外に目を向けてみるとどうでしょうか。アメリカのダウ平均株価やイギリス、中国、インドなどなど…世界経済は比較的右肩上がりになっています。特にアメリカは、結果を出した人間が報われ、褒め称えられる文化ですから、ハングリー精神が強いのです。米株は先進国的な強みと新興国的な強みを両方を持ち合わせていますから、下がったら買いです。
大きなリターンを狙いたい方はアクティブの新興国や格安株を、リスクを下げたい方はパッシブのインデックスを選びましょう。まとめますと、iDeCoでは世界経済全般への投資がおススメです(^^)
次回はiDeCoの商品選び、意識すべき5つのポイントのうちの最後の1つを紹介します。
続きはこちら↓↓↓
それではまた。
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